■体験型森林環境研修の支援活動
今回、三井物産(株)高松支店の皆さんが、いの町本川の「三井協働の森」で体験型森林環境研修を行うことになり、隊員18名が参加して、その活動を支援しました。
支援した内容は、『間伐実践研修会』『木材加工研修会』『森林環境講座』です。
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『環境先進企業との協働の森づくり事業』の概要(高知県)
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[その・1]
NPO土佐の森・救援隊では、任意の森林ボランティア団体はもとより、民間企業、行政機関、など森林ボランティア活動を行う団体への森林・林業関係の管理、技術指導、研修・講習会の開催、活動の核となるリーダーの養成、経営・管理ノウハウのコンサル、さらに財政的な支援などをしています。
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[その・2]
チェンソーの安全作業研修会の模様です。チェンソーの扱い方の研修をしているのは、東京から参加した横手康紀専務です。
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[その・3]
実践間伐研修は、5班(班長とサブ及び5名の研修生)に分かれて行いました。これは、山地茂昭指導員(土佐の森・救援隊)が率いる第2班です。大きなヒノキを、見事に予定した方向へ倒しました。
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[その・4]
倒したヒノキの玉切り(造材)をしているのは、三井物産高松鉄鋼室長の本田治彦さんです。根元の太い木材から、立派なマナ板ができることでしょう。
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[その・5]
切り取った、大きな根株を林内作業車で運び出しました。土佐の森・救援隊では、「木材を使うことが、地球環境を守り、人にやさしさを伝えることになる」との方針で、徹底的に木材を搬出し、利用することにしています。運搬の様子を見学しているのは、いの町の小松保喜助役です。
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[その・6]
間伐材は、林内作業車で林道まで搬出したあとは、リースした2トントラックで、目的地まで運びます。今回は、木工細工をするため、旧本川小学校(現在は廃校になっていますが・・。)へ運びました。まな板用の間伐材をクレーンで移動させるのを手伝っているのは、NPO土佐の森・救援隊第58番目の隊員・小林智氏です。
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[その・7]
この日は、移動式製材機を「三井協働の森」の近くにある本川小学校に設置して、切り出した丸太をその場で製材しました。製材しているのは、製材名人の山中宏男さんです。移動式製材機は、南国市の益製作所の提供によるものです。
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[その・8]
電動カンナで加工しているのは、こうち森林救援隊副隊長の中川睦雄さんです。高知市役所の現役の職員ですが、木工に関しては、同僚の田鍋俊六さんとともに名人の域に達しています。
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[その・9]
出来上がったマナ板に、仕上げのカンナ掛けをしているのは、土佐の森・救援隊の棟梁、山崎正彦さんです。本職は大工さんだけあって、山崎さんがカンナ掛けをすると、マナ板が命を吹き込まれたような出来栄えになります。カンナひとつ掛けても、さすがプロは違います。
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[その・10]
山での実践活動研修のあとは、湯の香温泉で汗を流したあと、「森を見る視点」をテーマにした『森林環境講座』を開きました。橋詰寿男土佐の森・救援隊理事長、中嶋健造同事務局長がミニ講義をしました。