■『鮎』編
【写真】鮎の塩焼き(四万十川原)
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[詩の部] <高知県こども詩集「やまもも」より>
あゆ
今年も家族みんなで四万十川へ来た。
あみであゆをとる。
ひっかかったあゆを
きょうだいみんなでとり合いをする。
塩をまぶし すみをもやしてやく。
竹のくしにささったあゆは
ジュージュー音をたててやける。
(中村小6年 藤田一郎・四万十市)
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[短歌の部]
山川の瀬となる水の清くして鮎子さばしるがあきらかに見ゆ
(橋田東声・四万十市)
◆橋田東声氏の【
四万十川百人一首】
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[俳句の部] <「新撰俳枕」(朝日新聞社)より>
落鮎も四万十川も海に果つ (文挟夫佐恵)
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[川柳の部] <「四万十川川柳全国大会」より>
落鮎の骨までやせていて売られ (小谷貞広・四万十市)
◆小谷貞広氏の【
四万十川百人一首】
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[出放題の部] <高知新聞夕刊(平成13年1月)より>
【ニュース】四万十川の記念碑を裏表逆に設置する。
記念碑を180度回転
党の看板なら
よくあることです
ー永田町ー
四万十川殿
(高知・酔チョレ))
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[新聞・音楽・写真の部] <「本家版・四万十川新聞」より>
■四万十川の鮎
川なのに地引網漁
写真の撮影場所は「海」ではない!「四万十川」である!
四万十川では「川」なのに「地引網漁」があった!
四万十川では…
『竿で釣りよったら埒(らち)が明かんばぁ鮎が獲れよったけん…地引網を引きよったがよ!』『いかに楽に沢山捕るか?』…との能率主義を否定しなくてもよかった。それほどに四万十川には鮎が沢山居たのだ!
しかし,今は「昔話」である!
【写真】大正時代の地引網漁(四万十市不破八幡沖)/四万十市立図書館蔵
◆
愛燦燦
愛 燦々(サンサン)と この身に降って
心秘そかな嬉し涙を 流したりして
人はかわいい かわいいものですね
風 散々(サンサン)と この身に荒れて
思いどおりにならない夢を 失くしたりして
人はかよわい かよわいものですね
人生って 不思議なものですね
(四万十川では、鮎のことを「アイ」といいます。)
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[ブログの部]
■
四万十川百人一首
西岡瑠璃子氏(高知市)
荷を解けば四万十の鮎香に立ちて
漁(すなど)りし人の心偲ばる
【写真】火振り漁
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【鮎の短歌・付録】
[新聞の部] <「本家版・四万十川新聞「文芸欄」」より>
群れもせぬ落ち鮎を待つ川漁師朝の合図に一斉に発つ
四万十川では…鮎の産卵期を迎えるので12月1日までは禁猟である!
産卵が済むと鮎は川を下って海で短い一生を終えようとするのだが…人間はその「産後の鮎」を「落ち鮎」と呼んで捕獲する!
役目を終えた鮎だから…「無駄な殺生」ではない!と理屈付けされている!
(四万十太郎)
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