(四万・十人一首 第1巻)
101・松本 誓(四万十市)
四万十川の春夏秋冬・・・
102・伊藤香代子(香川県)
川沿いの冬の山道・・・
103・伊藤友喜(香川県)
空の碧山の緑を・・・
104・川島二三子(四万十市)
四万十の風に吹かれて・・・
105・田中 全(大阪府)
四万十にのみこまれにし・・・
106・奥宮武男(高知市)
四万十の瀬につかまんと・・・
107・笹岡誠子(四万十町)
さくら咲く丘より眺む・・・
108・
西内燦夫(四万十市)
有名となりし幡多路は・・・
109・
山原健二郎(本山町)
朝には炭焼く煙・・・
110・
沖ななも(埼玉県)
うずまくとみせてS字に・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第2巻)
111・青木市子(高知市)
年古りて恋しさつのる・・・
112・稲本 正(岐阜県)
初めてのカヌー下りが・・・
113・渡辺 護(春野町)
四万十の水は碧濃し・・・
114・明神佐智(四万十市)
水面(かわも)より碧き空へと・・・
115・
西内燦夫(四万十市)
UFOが降りて来たよと・・・
116・山本美津子(高知市)
この願い一つの星に・・・
117・岡崎三千代(四万十市)
あばれ川人喰い川と・・・
118・伊豆良子(四万十市)
四万十川の豪雨過ぎたる・・・
119・伊藤美千代(いの町)
どこまでがこの世の界ぞ・・・
120・岡村啓佐(高知市)
満天の星と競いし・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第3巻)
121・嶋岡蕗子(四万十町)
四万十の初夏の水面に・・・
122・
市川敦子(四万十市)
川びより丘の平に・・・
123・木戸三亀子(四万十市)
四万十川と後川の・・・
124・下田佳子(土佐清水市)
身を折りてシラスウナギを・・・
125・浦田千鶴(宿毛市)
四万十の河口はとろりと・・・
126・森木秀子(高知市)
四万十川に来るたび思ふ・・・
127・青木市子(高知市)
子育てに生活に追われ・・・
128・中山義治(埼玉県)
花の香を訪ね歩いて・・・
129・
小谷貞広(四万十市)
老いぬれば老いてしりたる・・・
130・
西内燦夫(四万十市)
嫁ぐ娘が「父の日」へとの・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第4巻)
131・徳弘 久(高知市)
中村の女はやさしと・・・
132・岡林とし枝(四万十市)
四万十の流れに佇ちし・・・
133・山田紅衣(愛媛県)
口重き漁夫のあやつる・・・
134・中山義治(埼玉県)
風に散る桜の花を・・・
135・
多田美津子 (東京都)
雨止みし今朝の四万十川・・・
136・
山原健二郎(本山町)
君知るや幡多初崎の・・・
137・
小谷貞広(四万十市)
わが町も黄砂にけぶる・・・
138・
市川浩司(東京都)
四万十の河原に憩ふ・・・
139・
西内燦夫(四万十市)
往生の話をすれば・・・
140・
田所賢一(高知市)
去年のクリスマスは・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第5巻)
141・
西内燦夫(四万十市)
四万十川の鮎の気配に・・・
142・加納 薫(四万十市)
幼き日手長えび取りし・・・
143・西内花子(四万十市)
川に老ふ父の漁具に・・・
144・
多田美津子 (東京都)
四万十川の土手の茅花に・・・
145・曽根篤子(愛媛県)
四万十川の鉄橋越えて・・・
146・青木市子(高知市)
目閉ずれば荒しくゆるく・・・
147・片岡正法(高知市)
歳月は風雪豪雨・・・
148・笹岡誠子(四万十町)
五月雨に川幅広く・・・
149・森木秀子(高知市)
この川をいかに渡りて・・・
150・溝渕英子(四万十市)
同じ「雲珠」の縁をいただき・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第6巻)
151・加納 薫(四万十市)
柳の芽細く芽ぶきて・・・
152・市川浩司(佐川町)
日時計の影は三時に・・・
153・橋詰壽男(高知市)
四万十よ仁淀の川や・・・
154・
西内燦夫(四万十市)
花嫁や新入生や・・・
155・足羽 潔 (高知市)
白銀の川面に輝く・・・
156・
小谷貞広(四万十市)
釣りあげし下りの鮎が・・・
157・川北 優 (兵庫県)
清流に魚が踊り・・・
158・岡添眞子 (四万十市)
暑さしのぎの倒立のまま・・・
159・
小橋延夫 (高知市)
千里かけ四万十河口に・・・
160・村山安義 (福岡県)
清流の四万十川に・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第7巻)
161・
西内燦夫(四万十市)
四万十川の過疎の村でも・・・
162・岡添眞子 (四万十市)
あめんぼになれない私・・・
163・
小橋延夫 (高知市)
火振りぶね影絵のごとく・・・
164・
小谷貞広(四万十市)
ふり込むは吉の兆しと・・・
165・四万十太郎 (四万十市)
エビならば後を向いて・・・
166・四万十花子 (四万十市)
急ごうとするから焦る・・・
167・篠田福美 (四万十市)
四万十川の沖積土らしき・・・
168・島村宣暢 (四万十市)
脱皮して若き甲羅の・・・
169・平田 雅 (高知市)
落ち鮎の喉ふさぐまで・・・
170・朝田照代 (四万十市)
しらす漁終わりて川は・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第8巻)
171・
西内燦夫(四万十市)
若さとは美しきものと・・・
172・四万十花子 (四万十市)
四万十川を母なる川・・・
173・岡添眞子 (四万十市)
少年は自転車で来ぬ・・・
174・
小橋延夫 (高知市)
四万十川を渡る風音・・・
175・
小谷貞広(四万十市)
綱さげて腰までつかり・・・
176・島村宣暢 (四万十市)
渡り来し鳥を生き生き・・・
177・平賀冨美子 (神奈川県)
音もなく渦巻きてゐる・・・
178・寺田ゆたか (神奈川県)
『藤娘』ぬるくあたため・・・
179・宮崎 孝 (四万十市)
廃校のジャングルジムは・・・
180・有井佐代子 (四万十市)
雨に濡れし碧翠石を・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第9巻)
181・
西内燦夫(四万十市)
よい子には「見せないでくれ」・・・
182・
小橋延夫 (高知市)
登校の子らの雨傘・・・
183・岡添眞子 (四万十市)
コロニーは目の前の山か・・・
184・島村宣暢 (四万十市)
四万十川に銀河架かりし・・・
185・寺田ゆたか (神奈川県)
うらうらと春陽かげろひ・・・
186・有井佐代子 (四万十市)
四万十川讃る歌を・・・
187・岩瀬長子 (四万十市)
台風の去りたる川に・・・
188・逸見悦子 (千葉県)
笹薮も釣りする人も・・・
189・岩本幸久 (広島県)
盆送り精霊蜻蛉は・・・
190・溝渕英子 (四万十市)
「方丈記」の冒頭低く・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(四万・十人一首 第10巻)
191・
西内燦夫(四万十市)
笠取れば思いがけなき・・・
192・
小橋延夫 (高知市)
菜の花の岸を離れて・・・
193・岡添眞子 (四万十市)
今我は異次元よりの・・・
194・寺田ゆたか (神奈川県)
川下るカヌー楽しも・・・
195・逸見悦子 (千葉県)
草覆う川辺につかむ・・・
196・溝渕英子 (四万十市)
さして来し夕潮ならむ・・・
197・森木秀子 (高知市)
友に賜びし四万十川の・・・
198・飯塚智恵子 (東京都)
雨けぶる岸辺に建ちて・・・
199・小野川美代子 (黒潮町)
広き河原駆けめぐりては・・・
200・中山千恵子 (兵庫県)
四万十の水豊なる・・・