四万十川通信（四万十川博物館） shimanto.exblog.jp

• 四万十川・沈下橋の風景
  [ 2005-10 -19 18:57 ]
• 四万十川・源流の町/梼原町の風景
  [ 2005-09 -21 06:18 ]
• 四万十川・探偵団の風景
  [ 2005-09 -16 05:56 ]
• 四万十川・川漁師の風景
  [ 2005-09 -15 05:17 ]
• 四万十川の風景
  [ 2005-09 -13 21:55 ]

◆向山（上岡）沈下橋（大正町）＜昭和３８年・長さ６０Ｍ・幅４Ｍ＞
　西土佐村の口屋内沈下橋と同型で、流域ではアーチ型の橋はこの２つしかない。大正町道の駅「であいの里」から少し上流にある。武内前町長自慢の沈下橋だ。いつも「先生、この橋は良かろうがよ」と、本当に入れ込んでいる様子がうかがえたものだ。そして、こんなどうでも良い私を「先生」と呼んで、四万十川と共にかわいがってくれた。確かにいい沈下橋だ。

◆屋内大橋（西土佐村）＜昭和２９年・長さ２４１Ｍ・幅３Ｍ５０＞
　アーチ形の橋桁を持つ一番古い沈下橋だ。上流の浦越沈下橋と同じ２９年架橋で、大正町の上岡沈下橋と同じ形式の橋だ。右岸側の支流を遡ると、黒尊渓谷へ行くことができる。

◆勝間（鵜の江）橋（四万十市）＜昭和３４年・長さ１７１Ｍ４０・幅４Ｍ４０＞
　幅は他の沈下橋よりずいぶん広く、そのため橋脚の数も多い。安心してクルマでも走れる。橋脚の間に見えるのが勝間川だ。この上流に「勝間の渡し」があったが、児童数の減少で休校となり渡しも無くなった。

◆今成（佐田）沈下橋（四万十市）＜長さ２９３Ｍ・幅４Ｍ２０＞
　右岸側からの写真だが、袂には柳の木と菜の花、下流側には竹が茂る。四万十川流域で一番長い橋だ。最近ここから「さこや」の屋形船が出るようになった。橋の下手の河原までは、四万十屋の帆掛け船「舟母」が平元からのぼってくる。


　　　　　　　　　　　　　（山川海幸雨「四万十川だより」より）

【森林との共生をめざして】
　梼原には森林を育て、森林を利用し、自然の木材を大切に使うという、自然生態系ー生活ー文化をトータルにとらえた『山と共生する知恵、山の哲学』があります。広大な森林、そして、その森林から育まれる四万十川源流の清流は、梼原町のかけがいのない資源です。森と水に育まれてきた「産業、生活、文化」は、梼原町民の心の源です。梼原町森林組合では「ＦＳＣ」（森林認証）を取得しています。

【雲海に浮かぶ風車】
　土佐の赤牛を飼育している四国カルストに、風力発電用の風車があります。その売電収益は、梼原町独自の森林デカップリング（林業版所得補償制度）の財源になっています。

【維新の門】
　司馬遼太郎が「街道をゆく」シリーズで「梼原街道」を紹介しています。明治維新前夜、坂本龍馬らが、土佐を脱藩した道が今でも残っています。「維新の門」の群像は、左より前田繁馬（1835-1863）・那須信吾（1829-1863）・吉村虎太郎（1837-1863）・中平龍之介（1842-1864）・掛橋和泉（1835-1862）・澤村惣之丞（1843-1868）・坂本龍馬（1807-1864）・那須俊平（1807-1864）の８志士。この春、グリーンツーリズムとして「梼原街道をゆく体験」が行われました。

■梼原町長のあいさつ

　雲の上のまち梼原町では、健康（いのち）・教育（こころ）・環境（あんしん）を基本として、住民の方々と一緒に手を取り合い、つむぎ合いながら、まちづくりに取り組んでいます・・・

◆梼原町長が国会で延べた『森林・林業に関する提言』は、「メルマガ：四万十通信」（９月２４日号）に掲載しています。
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【源流探偵団】
四万十川の源流で、竹飯の作り方を探る。（津野町船戸）
【水中探偵団】
四万十川に潜り、シバ浸け漁の秘密を探る。（四万十市）
【水際探偵団】
四万十川の屋形船に乗って、川漁師を探る。（四万十市）
【未来探偵団】
四万十川の川原で、四万十川の将来を探る。（四万十市）
【空中探偵団】
四万十川の河口にある下田港を、空から探る。（未実施）
■四万十太郎氏も、中央公論の取材に同行・・・

　中央公論９月号、稲泉連氏の「四万十川取材」には、地元の全国紙「四万十川新聞」の編集長・四万十太郎氏も同行しました。氏は＜水環境重視の時代＞という価値観の転換を『四万十川に笛が吹かれた・・・』と、不可解な前置きをしたあとに、その意味を分かりやすく解説してくれました。

『私は普段、四万十川探偵団の世話や、四万十川の河川敷のグランドで、少年サッカーのコーチをしています。そこでは、ときどきこんな練習を・・・』

◆四万十太郎氏が語った、四万十川と少年サッカーの・・・なぜ？、というお話は・・・
「四万十通信　０７９」（９月１７日号）に掲載。

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【友釣り】
【投網】
【がら引き漁】
【地引網漁】
【しば浸け漁】
【火振り漁】
【川海苔】
【立網漁】
■四万十川の川漁師が語る。

　中央公論９月号の取材で四万十川を訪れた、ノンフィクション作家の稲泉連氏は、川漁師加用克之氏の話に興味を覚えました。長年、四万十川とともに暮らしてきた加用氏の話は、何よりも、誰よりも「説得力」のあるものでした。

『これは嫌な話かもしれんけど、鮎の量は以前の百分の一以下。とにかく魚がおらん。飯が食えんでみんな困っとる。昔は川が開く頃、卵を産んで死んだ鮎が下流までずっと帯になっていた・・・』

◆加用克之氏が語った四万十川の話は・・・
「四万十通信　０９７」（９月１７日号）に掲載。

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【写真】一級河川・四万十川（撮影：中央公論新社　中田哲史氏）■中央公論９月号「日本の川探訪・四万十川」の取材に、稲泉連氏が四万十川を訪れました。

　稲泉連氏の「四万十川取材」には、一級河川四万十川を管理する、国土交通省中村河川国道事務所の三橋副所長が同行しました。四万十川の水のきれいさに関連して、三橋氏は次のように語りました。

　『最後の清流といえば、水がきれいなことばかりがイメージされがちで・・・』

◆三橋氏が語った四万十川の話は・・・
「四万十通信　０７９」（９月１７日号）に掲載。

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